“かんえもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勘右衛門60.0%
勘右衞門20.0%
翫右衛門20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは明治十五六年ごろの秋のことであった。ある日、一人の旅僧が飄然ひょうぜんとやって来て、勘右衛門かんえもんという部落でも一番奥にある猟師の家の門口に立って、一夜の宿をうた。
風呂供養の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
太「此間こねえだ勘右衞門かんえもんとけへ頼んで置いた、ちっとベエ午房種ごぼうだねを貰うベエと思ってノウ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その相手方には中村梅雀ばいじゃくという腕達者がいた。梅雀も後に歌舞伎座で名題なだいに昇進して、中村翫右衛門かんえもんとなった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)