努〻ゆめゆめ)” の例文
自から和らぎ行末永く連そいて家の内穏なるは、我輩の敢て保証する所にして努〻ゆめゆめ疑ある可らずと雖も、記者の見る所果して如何。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
故に夫婦苦楽を共にするの一事は努〻ゆめゆめ等閑なおざりにす可らず、苦にも楽にも私に之を隠して之を共にせざる者は、夫にして夫に非ず、妻にして妻に非ず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
かかる大切たいせつの場合にのぞんでは兵禍へいかは恐るるにらず、天下後世国を立てて外に交わらんとする者は、努〻ゆめゆめわが維新いしん挙動きょどうを学んで権道けんどうくべからず
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
かかる嫉妬心は努〻ゆめゆめ発す可らず、我輩の堅く警しむる所なれども、本文に言う嫉妬の心云々とは果して此種の嫉妬なるや否や、篤と吟味す可き所のものなり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)