“剣気”の読み方と例文
読み方割合
けんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天堂一角の見張りであった、まさに三方の敵に囲繞いにょうされた銀五郎、髪はしどろとなり汗はねばく、だんだんと剣気けんきに命をり減らされてゆくものか、月をうけた顔そのものも見る見る死相に変ってくる。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)