刀身)” の例文
眼は細く開いていて、瞳が上瞼うわまぶたに隠され、白眼ばかりが、水気を帯びた剃刀かみそり刀身かのように、凄く鋭く輝いて見えた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「女の肌のようにネットリとした刀身だ。男の肌へ食い込ませてやろうぜ」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)