“刀箭”の読み方と例文
読み方割合
とうせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、大衆論議の場とされている大講堂の輪奐りんかんは、はや論議のない甲冑かっちゅう刀箭とうせんに埋まり、ただ見る階廊の角に、一りゅうの錦の旗が、露をふくんで垂れていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)