刀目利かたなめきき)” の例文
右馬介の柳斎は、どこへ伺っても如才じょさいない。家々の宝器はめ、些細ささいな修理などはすぐ復元してみせる。たちまち、調法者よといわれ、武具の新調とか刀目利かたなめききまで頼まれるしまつだった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)