出抜ずぬ)” の例文
旧字:出拔
数えて九軒目に至ったら、さしもに長い宿しゅくはとうとうおしまいになり掛けて、もう一町も行けば宿外しゅくはずれへ出抜ずぬけそうである。はなはだ心細かった。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)