凶作きょうさく)” の例文
しかし全世界は地上に達する太陽熱が減ったために、それから十年間というものは凶作きょうさくがつづいた。おそろしい影響であった。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「何百万石という米を、実は妙なゆきがかりから、去年この方手に入れたところ、今年の東の凶作きょうさく——もうしばし持ちこたえていたら、莫大ばくだいな利得が生まれようとまずたのしみにしている次第だ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)