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凝然
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じいっ
ふりがな文庫
“
凝然
(
じいっ
)” の例文
つまり、羚羊と同じに、運動神経が痲痺して動けなくなったまでの事で、その眼は
凝然
(
じいっ
)
と、怖ろしい殺人模様を眺めていたんだ
夢殿殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
そのグローマン風に分けた長い銀色をした
頭髪
(
かみのけ
)
の下には、狂暴な光に燃えて紅い
煨
(
おき
)
を
凝然
(
じいっ
)
と
瞶
(
みつ
)
めている二つの眼があった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「さよう、生き残った三人の渡り鳥のことですわ」そう吐き捨てるように云って、鎮子は
凝然
(
じいっ
)
と法水の顔を正視した。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
しかし、フラフラ歩んで来て座に着くと、彼女は昂奮を鎮めるかのように両眼を閉じ、
双
(
もろ
)
の腕で胸を固く締めつけていて、しばらく
凝然
(
じいっ
)
と動かなかった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“凝然”の解説
凝然(ぎょうねん、仁治元年3月6日(1240年3月30日) - 元亨元年9月5日(1321年9月26日))は、鎌倉時代後期の東大寺の学僧。インド・中国・日本にまたがる仏教史を研究してその編述をおこない、日本仏教の包括的理解を追究して多くの著作をのこした。
(出典:Wikipedia)
凝
常用漢字
中学
部首:⼎
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“凝”で始まる語句
凝
凝視
凝乎
凝結
凝固
凝議
凝脂
凝集
凝塊
凝滞