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凄愴
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せいさう
ふりがな文庫
“
凄愴
(
せいさう
)” の例文
結末、死刑場のあたりは流石に
凄愴
(
せいさう
)
たるものがあつたが、これとても作者の心持見方から来た凄愴ではない。事件から生れ、事件に附帯した凄愴たるに過ぎない。
文壇一夕話
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
月の光は青白く落ちて、一層
凄愴
(
せいさう
)
とした死の思を添へるのであつた。人々は同じやうに冷い光と夜気とを浴び乍ら、巡査や医者の来るのを
待佗
(
まちわ
)
びて居た。あるものは影のやうに
蹲
(
うづくま
)
つて居た。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“凄愴”の意味
《名詞》
凄愴(せいそう)
非常に痛ましいこと。
(出典:Wiktionary)
凄
常用漢字
中学
部首:⼎
10画
愴
漢検1級
部首:⼼
13画
“凄”で始まる語句
凄
凄惨
凄味
凄艶
凄気
凄腕
凄然
凄婉
凄絶
凄文句