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再娶
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さいしゆ
ふりがな文庫
“
再娶
(
さいしゆ
)” の例文
わたくしは榛軒の前妻の伊沢氏にゐた間の最後の消息と、榛軒が志保を識つた時期とに本づいて、其
再娶
(
さいしゆ
)
を此年天保三年の事と推定した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
わたくしは
前
(
さき
)
に山陽の未亡人里恵の書牘に拠つて、山陽
再娶
(
さいしゆ
)
の年を定めた。しかし女子が己の人に嫁した年を記すると、老人が
園卉種子
(
ゑんきしゆし
)
の授受を記するとは、其間に逕庭があらうとおもふ。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
何故と云ふに、後妻は特に捜索して得たものでは無く、
夙
(
はや
)
く父蘭軒が在世の日より、病家として相識つてゐた家の
女
(
むすめ
)
であつたからである。榛軒
再娶
(
さいしゆ
)
の時は此年より遅れぬものと推する所以である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
再
常用漢字
小5
部首:⼌
6画
娶
漢検1級
部首:⼥
11画
“再”で始まる語句
再
再度
再建
再興
再挙
再會
再来年
再三
再生
再来