冉求ぜんきゅう)” の例文
冉求ぜんきゅう曰く、子の道をよろこばざるに非ず。力足らざればなりと。子曰く、力足らざる者は中道にして廃す、今なんじかぎれりと。——雍也篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
季子然きしぜん問う、仲由と冉求ぜんきゅうとは大臣だいしんと謂うべきか。子曰く、吾子を以て異(他事)を問うならんとおもいしが、さあらで由と求とのことをしも問えるか。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
臧武仲ぞうぶちゅうの知、公綽こうしゃくの無欲、卞荘子べんそうしの勇気、冉求ぜんきゅうの多芸をかね、更に礼楽をもつて磨きをかけたら、成人といってもいいだろう。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
冉求ぜんきゅうらに対する孔子の酷評を記した章をも掲げているのである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
仲由ちゅうゆう冉求ぜんきゅうとは大臣たいしんといってもいい人物でございましょうね。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
冉求ぜんきゅうがいった。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)