“内閣”の読み方と例文
読み方割合
ないかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飯島好造は相変わらず多弁で、とかく話題を政治に向けがちだったが、その興味の中心は後継こうけい内閣ないかくの顔ぶれといったことにあるらしかった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
昭和十年頃は、私は内閣ないかくの法制局長官であった。その頃の制度せいどは今と違っていて、法制局長官は相当要職ようしょくと考えられ、内閣更迭こうてつの場合には法制局長官の人選が相当問題になっていた。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
次郎は、田沼先生が、二月二十六日の事変後に組織された内閣ないかくに入閣の交渉こうしょうをうけたのを、即座そくざ拒絶きょぜつした、という新聞記事を見たのをふと思いおこした。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)