“内屯倉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ウチミヤケ50.0%
ウチツミヤケ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝鮮の任那の国をば、内屯倉ウチミヤケとよんで居つた。うちみやけは、朝廷の御料を収めて置く処といふ意味である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
内屯倉ウチミヤケは、天子様の御言葉の勢力が及んだ証拠で、此大八洲天皇とか、御宇日本天皇とかいふ言葉を聞くと、もう、人々の心も身も、天子様のものになつて了ふ。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
朝鮮半島に於ける国を内屯倉ウチツミヤケと称したのも、実は、蕃国使に宣せられる詔旨に、其大国を、日本の内なる屯倉ミヤケ同格に、取扱ふといふ意味の発想法が、まじつてゐたからの事と信じてゐる。
高御座 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)