“六芸”の読み方と例文
読み方割合
りくげい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がく六芸りくげいの一つに加えているのに、今の儒者共で、孔夫子のいわゆる楽を心得た奴が幾人ありますか……それはそれとして、今度はひとつ、その山陽流をやってみましょう。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
支那に於いて、君子というのは、日本に於ける酒も煙草たばこもやらぬ堅人かたじんなどを指さしていうのと違って、六芸りくげいに通じた天才を意味しているらしい。天才的な手腕家といってもいいだろう。
パンドラの匣 (新字新仮名) / 太宰治(著)