“六晩(むばん)” の例文
庄太郎は必死の勇をふるって、豚の鼻頭を七日(なのか)六晩(むばん)叩(たた)いた。けれども、とうとう精根が尽きて、手が蒟蒻(こんにゃく)のように弱って、しまいに豚に舐(な)められてしまった。そうして絶壁の上へ倒れた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)