“六晩”の読み方と例文
読み方割合
むばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庄太郎は必死の勇をふるって、豚の鼻頭を七日なのか六晩むばんたたいた。けれども、とうとう精根が尽きて、手が蒟蒻こんにゃくのように弱って、しまいに豚にめられてしまった。そうして絶壁の上へ倒れた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)