六帖ろくじょう)” の例文
『古今』や『六帖ろくじょう』の恋の歌を今読んでみると、十に一つは求婚の歌があり、またその半数ほどが別れてのち会釈えしゃくの歌であるが、その他の大部分はことごとくこれ、すでに契約した者の詠歎である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)