八十種好ハチジフシユガウ)” の例文
其時、近々と仰ぎ奉つた尊容、八十種好ハチジフシユガウ具足した、と謂はれる其相好が、誰やらに似てゐる、と感じた。其がその時は、どうしても思ひ浮ばずにしまつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其時、近々と仰ぎ奉つた尊容、八十種好ハチジフシユガウ具足した、と謂はれる其相好サウガウが、誰やらに似てゐる、と感じた。其がその時は、どうしても思ひ浮ばずにしまつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
あれからすぐ、大佛開眼カイゲン供養が行はれたのであつた。其時、近々と仰ぎ奉つた尊容、八十種好ハチジフシユガウ具足した、と謂はれる其相好が、誰やらに似てゐる、と感じた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)