“元高”の読み方と例文
読み方割合
もとだか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「同じ年九月、江戸屋敷焼亡。また、亘理わたりさま(安房宗実)御二男、刑部宗定ぎょうぶむねさだどのをもって、小野の伊東家を再興された。元高もとだか二千六百七十石のところ、改めて千八十五石となる」
と一々断りましたが、旧主堀丹波守殿よりの仰せは拒むに拒まれず、余儀なく隠居同様として親の元高もとだか三百八十石にてお抱えになりました。近頃まで御藩中に浪島という名跡みょうせきが残って居りました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)