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僣上
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せんじょう
ふりがな文庫
“
僣上
(
せんじょう
)” の例文
もし今日ただちに苔虫類のごとき理想的の社会を造ろうと思う者があったならば、これは人間生来の欠点を忘れた
僣上
(
せんじょう
)
の沙汰と言わねばならぬ。
理想的団体生活
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
ぬかるなと申してやれ、十左め、ひっ捕えたらこんどこそ糾明してくれる、あの
僣上
(
せんじょう
)
な忠義ぶった面の皮を、こんどこそ
引剥
(
ひんむ
)
いてくれるぞ、誰かおるか、斎宮、斎宮
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「私のお父上のご生存中は、田沼という男も今日のように、ああも
僣上
(
せんじょう
)
な真似はしなかった」
十二神貝十郎手柄話
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
決して私めが
僣上
(
せんじょう
)
に岩沼子爵の御令嬢をどうのこうのとは
申
(
もうし
)
ませぬから、金円品物は
吃度
(
きっと
)
御持帰り下され、
併
(
しか
)
しまざ/\と夫婦約束までしたあの
花漬売
(
はなづけうり
)
は、心さえ変らねばどうしても女房に持つ覚悟
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
処士
(
しょし
)
の分際として国老を問責するのは無礼でもあり、その仕方は
僣上
(
せんじょう
)
すぎる、というのである。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
僣
漢検1級
部首:⼈
14画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“僣”で始まる語句
僣越
僣称
僣
僣取
僣称者