傍医師そばいしゃ)” の例文
傍医師そばいしゃが心得て、……これだけの薬だもの、念のため、生肝を、しょうのもので見せてからと、御前ごぜんで壺を開けるとな。……血肝ちぎもと思った真赤まっかなのが、糠袋ぬかぶくろよ、なあ。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)