“偽旗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎき50.0%
にせはた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渭南の県令から登用した校尉こうい丁斐ていひの策を用いて、河畔の堤の蔭に沿うて仮陣屋を築かせ、擬兵ぎへい偽旗ぎきを植えならべて、実際の本陣は、すでにほかへ移していたのである。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず河北軍の偽旗にせはたをたくさんに作らせた。将士の軍装も馬飾りものぼりもことごとく河北風俗にならっていろどられ、約五千人の模造軍が編制された。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)