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倦怠
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けったる
ふりがな文庫
“
倦怠
(
けったる
)” の例文
東片町時代には大分
老耄
(
ろうもう
)
して
居睡
(
いねむり
)
ばかりしていたが、この婆さん猫が時々二葉亭の膝へ
這上
(
はいあが
)
って
甘垂
(
あまった
)
れ声をして
倦怠
(
けったる
)
そうに
戯
(
じゃ
)
れていた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
そのなよなよした姿のほほえみが血球となって、僕の血管を循環するのか、僕は筋肉がゆるんで、がッかり疲労し、手も不断よりは重く、足も常よりは
倦怠
(
けったる
)
いのをおぼえた。
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
そんなに
倦怠
(
けったる
)
うがすかい。全く陽気の加減だね。どうも春てえ
奴
(
やつ
)
あ、やに
身体
(
からだ
)
がなまけやがって——まあ一ぷく
御上
(
おあ
)
がんなさい。一人で志保田にいちゃ、退屈でしょう。ちと話しに
御出
(
おいで
)
なせえ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
倦
漢検準1級
部首:⼈
10画
怠
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“倦怠”で始まる語句
倦怠期
倦怠感
倦怠相
倦怠状