“倦怠状”の読み方と例文
読み方割合
けんたいじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こよみの上ではもう秋といわねばならぬが、気象は夏型のままだった。久しく雨を忘れているような空に、きょうもうごかぬ雲を見せ、宇宙は大きな倦怠状けんたいじょうそのものだった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)