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侏儒
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いっすんぼうし
ふりがな文庫
“
侏儒
(
いっすんぼうし
)” の例文
「いいえ、私が何かしようとすると、時々目の前へ出て来るんです。……
裃
(
かみしも
)
を着た、頭の大きな、おかしな
侏儒
(
いっすんぼうし
)
ですがね。」
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
歌につれて踊り出したのは、三尺足らずの
侏儒
(
いっすんぼうし
)
で、頭ばかりが人並よりも大きく、手足が子供さながらの体を、
独楽
(
こま
)
のように廻したり、
凧
(
たこ
)
のように泳がせたりした。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
あれにくらべると
侏儒
(
いっすんぼうし
)
です、支那の山水画は人間の手に出来たものの最上至極のものです、あれがみんな写生ですよ……西洋画の写生よりも、もっと洗練された写生なんです
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
首を貫ぬいて五、六丈もあろうかと思うような、黒い巨人が、ヌーッと立っている、富士登りの道者のいう、三尊の阿弥陀の来迎はこれだ、
侏儒
(
いっすんぼうし
)
のような人間が、天空に映像されたときに
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
杖の
尖
(
さき
)
が、肩を
抽
(
ぬ
)
いて、頭の上へ突出ている、うしろ
向
(
むき
)
のその肩が、びくびくと、震え、震え、脊丈は三尺にも足りまい。
小児
(
こども
)
だか、
侏儒
(
いっすんぼうし
)
だか、小男だか。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“侏儒”の意味
《名詞》
身長が非常に低い人。小人。
見識がないもの。
(出典:Wiktionary)
侏
漢検1級
部首:⼈
8画
儒
常用漢字
中学
部首:⼈
16画
“侏儒”で始まる語句
侏儒奴
侏儒舞