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佻々
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かるがる
ふりがな文庫
“
佻々
(
かるがる
)” の例文
他
(
か
)
れもまた少しく恐れて、
件
(
くだん
)
の鯀化、黒面などを呼びよせ、洞ちかく守護さしつつ、
自身
(
おのれ
)
も
佻々
(
かるがる
)
しく
他出
(
そとで
)
したまはざりしが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
彼の黒衣が
虚誕
(
いつわり
)
を、それとも知らで聴水が、
佻々
(
かるがる
)
しくも信ぜしこそ、年頃なせし悪業の、天罰ここに報い来て、今てる空の月影は、即ちその身の運のつき、とは
暁得
(
さと
)
らずしてひたすらに
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
大王これを
聞
(
きこ
)
し召して、
聊
(
いささ
)
か心に恐れ給へば、
佻々
(
かるがる
)
しくは
他出
(
そとで
)
もしたまはず。さるを
今
(
いま
)
和主が、一
箭
(
ぜん
)
の
下
(
もと
)
に
射殺
(
いころ
)
したれば、わがために
憂
(
うれい
)
を去りしのみか、
取不直
(
とりもなおさず
)
大王が、
眼上
(
めのうえ
)
の
瘤
(
こぶ
)
を払ひしに等し。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
佻
漢検1級
部首:⼈
8画
々
3画
“佻”で始まる語句
佻夫
佻易
佻脱