佳賓まろうど)” の例文
余は八の字を寄せて、馬の尻をすかしつつ眺めた。そうして、みだりに鞭をせ骨に加えて、旅客の御機嫌ごきげんを取るのは、女房を叱って佳賓まろうどをもてなすのたぐいだと思った。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)