余賊よぞく)” の例文
乱麻らんまの状にて、余賊よぞく、容易に平定せず、さきに新田義貞からも、しきりな急使を受けておりますものの、いかにせん賊徒平定のはかりに、日夜、心をくだくのみで、遅々ちちと、延引えんいんいたしおりますこと
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)