余燻よくん)” の例文
甘ずっぱく立てこもった酒と煙草たばこ余燻よくんの中に、すき間もる光線が、透明に輝く飴色あめいろの板となって縦に薄暗さの中を区切っていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)