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何国
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いずく
ふりがな文庫
“
何国
(
いずく
)” の例文
旧字:
何國
大切の預り息子、昨日より出でて帰らざれば、手分けしてたずぬるといえども、地理をも知らぬ他国のこと、いずれを
何国
(
いずく
)
とわかつべし。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
この上は
唯
(
ただ
)
尼とやならむ。巡礼とやならむ。
何国
(
いずく
)
の御方か存じ参らせねど、此の上の
御慈悲
(
おんなさけ
)
に、そのすべ教へて賜はれかしと、砂にひれ伏して声を忍ぶ
体
(
てい
)
なり。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
強犯されて一首を
吟
(
くちずさ
)
むも、万国無類の風流かも知れぬが、昔は
何国
(
いずく
)
も軍律
不行届
(
ふゆきとどき
)
かくのごとく、国史に載らねど、押勝の娘も、多数兵士に汚された事実があったのを、妙光女の五百人に二倍して
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
上見ぬ
鷲
(
わし
)
の所業なりしが、去年今時分にもあらん、ちょうどあなたのようなる人、
何国
(
いずく
)
よりともなく
忽然
(
こつぜん
)
と来たって、かれと碁の勝負あり。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“何国”で始まる語句
何国人