トップ
>
佇
>
とど
ふりがな文庫
“
佇
(
とど
)” の例文
赤い三角型の
頭巾
(
ずきん
)
を冠って、黒い長い外套を羽織った鼻の高い老婆がタッタ一人、
撞木杖
(
しゅもくづえ
)
を突いて立ち
佇
(
とど
)
まっているが、如何にも手柄顔に
火刑柱
(
ひあぶりばしら
)
の三人の苦悶を、貴人に指し示しつつ
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
向うから来た
釜形
(
かまがた
)
の
尖
(
とが
)
った帽子を
被
(
か
)
ずいて古ぼけた
外套
(
がいとう
)
を
猫背
(
ねこぜ
)
に着た
爺
(
じい
)
さんがそこへ歩みを
佇
(
とど
)
めて演説者を見る。演説者はぴたりと演説をやめてつかつかとこの
村夫子
(
そんぷうし
)
のたたずめる前に出て来る。
カーライル博物館
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
佇
漢検1級
部首:⼈
7画
“佇”を含む語句
佇立
立佇
佇止
佇徊
佇立所
佇立瞑目
御佇