トップ
>
伎芸
>
ぎげい
ふりがな文庫
“
伎芸
(
ぎげい
)” の例文
むつかしい語を使うことを許されるならば、私はこれを信仰の合理化または
呪法
(
じゅほう
)
が
伎芸
(
ぎげい
)
となって行く過程と認めているのである。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
材能
(
さいのう
)
伎芸
(
ぎげい
)
を以て奉承するは男芸者の職分である。廉恥を棄てて金銭を貪るものと
歯
(
し
)
するは、その
敢
(
あえ
)
てせざる所である。紫玉が花山を排したのは曲が花山にあったのである。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
全盛期を過ぎた
伎芸
(
ぎげい
)
の女にのみ見られるような、いたましく
廃頽
(
はいたい
)
した、
腐菌
(
ふきん
)
の
燐光
(
りんこう
)
を思わせる
凄惨
(
せいさん
)
な
蠱惑力
(
こわくりょく
)
をわずかな力として葉子はどこまでも倉地をとりこにしようとあせりにあせった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
舞まいは
越前幸若
(
えちぜんこうわか
)
などと同系統の、民間の古風な
伎芸
(
ぎげい
)
で、一派の家筋の者がこれを生計としていたのが、能や歌舞伎に押されて亡びてしまった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“伎芸”の意味
《名詞》
伎芸 (ぎげい)
美術や工芸などの技術。
歌舞や音曲などの芸能。その技。
(出典:Wiktionary)
伎
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
芸
常用漢字
小4
部首:⾋
7画
“伎芸”で始まる語句
伎芸天
伎芸天女