“京紅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きやうべに50.0%
きょうべに50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老僧はたゞ「ふゝん」と笑つて、輕蔑したやうに妻の顏を見てゐた。其の水引には京紅きやうべにが濃く塗つてあるので、紅白は紅白でも、紅の方は玉蟲色をして、一寸見たのでは黒と間違へさうであつた。
ごりがん (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
芸者が京紅きょうべに着けたら、唇を唾液つばきらさんようにいつも気イ付けてるねんて。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)