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五里霧中
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ごりむちゅう
ふりがな文庫
“
五里霧中
(
ごりむちゅう
)” の例文
しかしこのことも、博士が意識を
恢復
(
かいふく
)
して、遭難談を
詳
(
くわ
)
しく述べてくれる日までお預けとしなければなるまい。今一人の人物については、全く
五里霧中
(
ごりむちゅう
)
である。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
歯痒
(
はがゆ
)
く思うことがあるが、この私の書物を読む人も、主人公である私が、何か
五里霧中
(
ごりむちゅう
)
に迷った形で、探偵をやるのだといいながら、
一向
(
いっこう
)
探偵らしいこともせず
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
しかれども俳句をものする人は初めは
五里霧中
(
ごりむちゅう
)
に迷ふが如く、他人任せに句を作るが如き感あり。
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
或る人が見ただけで早急に火中してしまったと伝えられているから(事実はそうでないかも知れない。すくなくも、近親の間にだけは、披露されたと見るが当然の事かも知れないが)真の事情というものは
五里霧中
(
ごりむちゅう
)
のなかにあるといってもよい。
芳川鎌子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
説明を聞いて、共に
五里霧中
(
ごりむちゅう
)
にあった刑事連もひとしく同意見を
陳
(
の
)
べるに到った。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
里
常用漢字
小2
部首:⾥
7画
霧
常用漢字
中学
部首:⾬
19画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“五里”で始まる語句
五里
五里淵