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五分心
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ごぶしん
ふりがな文庫
“
五分心
(
ごぶしん
)” の例文
明いて居た窓から、薄寒い風が、すっっと這入って来て、
五分心
(
ごぶしん
)
の裸ランプが、ぼぼぼーと油煙を吐き始めた。
かやの生立
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
その男はちょっと頭で
挨拶
(
あいさつ
)
して囲炉裏の座にはいって来たが、天井の高いだだっ広い台所にともされた
五分心
(
ごぶしん
)
のランプと、ちょろちょろと燃える
木節
(
きぶし
)
の囲炉裏火とは
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
夕飯は例になく
蔵裏
(
くり
)
の下座敷であつた。宵の
勤行
(
おつとめ
)
も済んだと見えて、給仕は白い着物を着た子坊主がして呉れた。
五分心
(
ごぶしん
)
の灯は香の煙に交る夜の空気を照らして、高い天井の下をおもしろく見せる。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“五分”で始まる語句
五分刈
五分
五分月代
五分珠
五分試
五分時
五分玉
五分苅
五分五分
五分苅頭