二匙ふたさじ)” の例文
「ああ疲れた。今日は三回も殺されちゃってね」と大チャンは座敷にもどるなりそういい、小さな茶箪笥ちゃだんすから砂糖の缶を出すと、二匙ふたさじほどをペロリと舐めた。
軍国歌謡集 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
やはり時間の知れぬいつか、嘔きたい程まずいココアを二匙ふたさじのまされた。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)