乾涸ひからび)” の例文
私は又此人の頭脳あたまがモウ余程乾涸ひからびて居て、漢文句調の幼稚な文章しか書けぬ事を知つて居るので、それとなく腹の中でフフンと云つて居る。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
極く淡白きさくに見せて居たが、何も云はねば云はぬにつけて、私は又此人の頭腦あたまがモウ餘程乾涸ひからびて居て、漢文句調の幼稚な文章しか書けぬ事を知つて居るので、それとなく腹の中でフフンと云つて居る。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)