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乾涸
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ひか
ふりがな文庫
“
乾涸
(
ひか
)” の例文
「昔」を負うて
孤独
(
ひとり
)
の路を喘いでゐる僕は
乾涸
(
ひか
)
らびた朽木のやうな侘びしさに溺れてしまふ。
海の霧
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
晴れるとも曇るとも思案の付かない空が下界を蔽い、本郷一帯の
高台
(
たかだい
)
を吹き廻る風はヒューヒュー鳴って、大学前の大通りを通る程の物が、カサカサと
乾涸
(
ひか
)
らびた微かな音を立てゝ居た。
The Affair of Two Watches
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
涸
漢検1級
部首:⽔
11画
“乾”で始まる語句
乾
乾児
乾坤
乾分
乾物
乾燥
乾酪
乾坤一擲
乾干
乾草