乾亭院かんていいん)” の例文
長頭丸が時〻おしえを請うた頃は、公は京の東福寺とうふくじの門前の乾亭院かんていいんという藪の中の朽ちかけた坊に物寂ものさびた朝夕を送っていて、毎朝〻輪袈裟わげさを掛け、印を結び、行法怠らず、朝廷長久、天下太平
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)