“乳灰色”の読み方と例文
読み方割合
にゅうかいしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十年も前に、機能をやめてしまった乳灰色にゅうかいしょくの彼の眼は、毎日のように、天を仰いで、無気味な呪いを発散するのだった。
二人の盲人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
玄石は瞑想から覚めて、ぎょろりと乳灰色にゅうかいしょくの眼球を回転さした。彼は、何か秘密を見破られた時のようにおびえた。
二人の盲人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)