トップ
>
九紋龍
>
くもんりゅう
ふりがな文庫
“
九紋龍
(
くもんりゅう
)” の例文
新字:
九紋竜
魯智深
(
ろちしん
)
はいった。——
九紋龍
(
くもんりゅう
)
史進
(
ししん
)
もまたこの奇遇を尽きない縁と
興
(
きょう
)
じてやまない。そして
相携
(
あいたずさ
)
えつつ、もとの
瓦罐寺
(
がかんじ
)
のほうへ歩きだした。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私は唯だ
来春
(
らいはる
)
、正月でなければ遊びに来ない、父が役所の
小使
(
こづかい
)
勘三郎
(
かんざぶろう
)
の爺やと、
九紋龍
(
くもんりゅう
)
の二枚半へうなりを付けて上げたいものだ。お正月に風が吹けばよいと、そんな事ばかり思って居た。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
石榴口には花鳥風月もしくは武者絵などが
画
(
か
)
いてあって、私のゆく四丁目の湯では、男湯の石榴口に
水滸伝
(
すいこでん
)
の
花和尚
(
かおしょう
)
と
九紋龍
(
くもんりゅう
)
、女湯の石榴口には例の西郷桐野篠原の画像が掲げられてあった。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「はい。背に九ツの龍の
刺青
(
いれずみ
)
をしているので、人は
綽名
(
あだな
)
して、
九紋龍
(
くもんりゅう
)
史進と私をよんでおります」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
史進
(
ししん
)
ですよ。
渭水
(
いすい
)
でお別れした
九紋龍
(
くもんりゅう
)
史進
(
ししん
)
でさ。てまえもこんな風態だが、いや、あんたの変りようではぶつかっても分りッこはない。提轄から坊主とは、どうもえらい化けかたですな」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九
常用漢字
小1
部首:⼄
2画
紋
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
龍
部首:⿓
16画
“九紋”で始まる語句
九紋竜