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乗越
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のっこ
ふりがな文庫
“
乗越
(
のっこ
)” の例文
旧字:
乘越
乃至
(
ないし
)
五十噸の越後丸、観音丸などと云うのが、入れ違いまする煙の色も荒海を
乗越
(
のっこ
)
すためか一際濃く、且つ勇ましい。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
浅草寺の鐘の声だと、身投げをすべき処だけれど、凡夫
壮
(
さかん
)
にして
真昼間
(
まっぴるま
)
午後一時、風は吹いても日和はよしと……どうしても両国を
乗越
(
のっこ
)
さないじゃ納まらない。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この
枝折戸
(
しおりど
)
の掛金は外ずしてありましょう。表へだと、大廻りですものね。さあ、いらっしゃい。まこと開かなけりゃ四目垣ぐらい、破るか、
乗越
(
のっこ
)
すかしちまいますわ。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乗
常用漢字
小3
部首:⼃
9画
越
常用漢字
中学
部首:⾛
12画
“乗”で始まる語句
乗
乗合
乗出
乗客
乗込
乗掛
乗馬
乗合自動車
乗組
乗換