“乍他事”の読み方と例文
読み方割合
たじながら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身を乞食にやつして故郷に帰る小生の苦衷御察し被下度くだされたく、御恩は永久に忘れ不申まをさず候。昨日御別れ致候後、途中腹痛にて困難を極め、午後十一時やうやく当市に無事安着仕候。乍他事たじながら御安意被下度くだされたく候。
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)