主達ぬしたち)” の例文
それ、銀目と、金目と、赤い目の奴等やつらよ。主達ぬしたちが功徳での、地蔵様が建ったが最後じゃ。魔物め、居処いどこがなくなるじゃで、さまざまにたたりおって、命まで取ろうとするわ。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)