“世親”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せしん50.0%
せじん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とくに彫刻という観念の確立したのは鎌倉である。運慶の世親せしん無著むじゃく像に至ってはじめてルネッサンス以来の巨匠が対比されると言っていいのではあるまいか。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
釈迦如来の滅後五百年に五百の羅漢が集って婆沙論ばしゃろんを作ったのに、九百年に世親せじんが出でて倶舎論ぐしゃろんを作って先きのそれを破って了った。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)