不承無承ふしようぶしよう)” の例文
不好いやところへいや/\ながらかけてくのかとあやしまるゝばかり不承無承ふしようぶしようにプラツトホームをて、紅帽あかばう案内あんないされてかく茶屋ちやゝはひつた。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
良秀は忌々しさうにかう呟くと、蛇はその儘部屋の隅の壺の中へ抛りこんで、それからさも不承無承ふしようぶしように、弟子の體へかゝつてゐる鎖を解いてくれました。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
良秀は忌々しさうにかう呟くと、蛇はその儘部屋の隅の壺の中へ抛りこんで、それからさも不承無承ふしようぶしように、弟子の体へかゝつてゐる鎖を解いてくれました。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)