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下枝
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したえ
ふりがな文庫
“
下枝
(
したえ
)” の例文
やがて、柿の葉は黄色くなり、
下枝
(
したえ
)
の小さな柿や、半分われた柿なども、すっかり熟して、小鳥にたべられてしまい、黄色い葉はだんだんちっていきました。
山の別荘の少年
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
五五
あら玉の月日はやく
経
(
へ
)
ゆきて、
五六
下枝
(
したえ
)
の
茱萸
(
ぐみ
)
色づき、垣根の
五七
野ら菊
艶
(
にほ
)
ひやかに、
九月
(
ながつき
)
にもなりぬ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
そうかと思うと、木立の間からだしぬけにその
奥
(
おく
)
にあるヴィラの
灯
(
あか
)
りが
下枝
(
したえ
)
ごしに私たちの肩に落ちて来て、知らず
識
(
し
)
らずに身をすり寄せていた私たちを思わず離れさせた。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
枝
常用漢字
小5
部首:⽊
8画
“下枝”で始まる語句
下枝子