“下婬”の読み方と例文
読み方割合
げいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでこの小康しょうこう時代に、彼は露骨にあたりの女界を観て、思うさまな女色をなめずり出した。それも下婬げいんは問題でない。彼がかわいていたのは、いわゆる上婬の女性で、貴種でなければならなかった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)