下凡げぼん)” の例文
紋服に仙台平せんだいひらの袴。すこし下凡げぼんの気あいがあるが、どうしてなかなかの器量。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
道がけわしいからである。これに対し他力門を進む者は、絶対他主の境に活きるのである、救いを誓われている道に身を任すのである。それ故下凡げぼんの者といえども、救いから離れることはない。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)